結納返しとは?結納品をいただいたら、どのようにお返しすればよいのでしょうか。結納返しについてご紹介いたします。

結納品をいただいたら、お返しをしてみてはいかがでしょうか。
これを結納返しといいます。
結納返しは必ずしなければならないものではありません。
昨今では、結納品をいただくときに、はじめからお返し分を差し引いた金額でいただいていただくこともありますし、そもそも結納返しの習慣が無い地域もあります。
相手から、結納返しは必要無いと言われることもあるかもしれませんが、特に取り決めもなく、差支えないようでしたら、いただいた結納品に対してお返ししてみてはいかがでしょうか。

結納返しには何を贈る?


結納返しとしては、いただいた結納品よりも控え目な結納品を贈ります。
男性側から贈られる結納品が、白と赤の合わせ紙が使われていたのに対して、結納返しの結納品は白と緑の、控えめな印象の合わせ紙が使用されます(関東式では、白と赤の合わせ紙が用いられることがあります)。
また品数も、結納品の品数と同じか、少ない数にします。一般的な品数は5品目になります。

関東式の結納返しの結納品をご紹介いたします。


まずは関東式の、結納返しに贈られる結納品の5品目をご紹介いたします。

・御袴料(おんはかまりょう)
結納返しの中心となるものです。
関東式では、結納金の半額を返します。
元は、男性の袴を仕立てていただくための料金でしたので、現在では現金で返さない場合は代わりにスーツを仕立てることがあります。
その場合は、御袴料の中包みに「スーツ一着」などと書いておき、後日スーツを贈っても良いでしょう。
また、品物はスーツだけではなく、他の品物をお選びいただくことができます。

・熨斗(のし)
干したあわびを、長く伸ばしたもの。長寿の願いが込められています。

・末広(すえひろ)
1対(2本)の白い扇子。末広がりの形から、「末永く栄えるように」との願いが込められています。

・友白髪(ともしらが)
白い麻布で、「夫婦が白髪になるまで仲良く長生きするように」との願いが込められた縁起物。

・目録

関東式の結納品は、御袴料、熨斗、末広、友白髪に目録も入れて5品目となります。

関西式の結納返しの結納品は、関西式のものとは異なっています。

次に関西式の結納返しの結納品をご紹介いたします。
関西式の結納品では、松竹梅鶴亀の水引飾りが付けられます。また内容も異なっていますので、関東式と関西式のどちらを採用するかご注意くださいね。

・御袴料(おんはかまりょう)
関西式では結納金の1割を現金または品物で返します。品物で返す場合は、関東式と同じく御袴料の中包みに記載すると良いでしょう。

・熨斗(のし)

・末広(すえひろ)

・肴料(さかなりょう)
食事料金のことです。
男性からいただいた金額と同額または半額を返しますが、結納と同日に結納返しをする場合は、いただく金額がわかりませんので、気持ち程度の金額を包まれるとよいでしょう。

・酒料
酒代のことです。こちらも男性からいただいた金額の半額から同額をお返しします。結納と同日に結納返しをする場合は、こちらも気持ち程度の金額を包むとよいでしょう。

関西式の結納返しの結納品には、御袴料、熨斗、末広、肴料、酒料の5品目に目録を付けます。

略式の結納返しの結納品は?

このほかに、熨斗、末広、袴料の3品目のみの略式の結納返しや、腕時計などの記念品のみをお返しする結納返しもあります。

いずれにしましても、結納でいただいた結納品よりも控え目にお返しするように心がけるとともに、特に結納と同日に結納返しを行う場合は、差がつきすぎないよう、予め結納品について聞いておくのもおすすめです。