ファッション業界を牽引していた、パリのオートクチュールの歴史をクチュリエの作品で堪能できる一冊:Paris Haute Couture

Paris Haute Couture

1860年から1960年の100年間は、パリのオートクチュールが、世界のファッションのスタンダードとなっていました。

もちろん、その中心を担っていたのはパリのオートクチュール・ハウスです。

当時のオートクチュール・ハウスには、デパートやブティックと異なり、顧客には著名人がいて、桁外れの職人技や資材、そしてマーケティングの専門知識までもが集結していました。

この本は、パリにあるファッション美術館の、The Musée Gallieraが保有する、当時のクチュリエの傑出した作品を紹介した一冊です。

1800年後半から1970年代までのパリのオートクチュールの歴史と、生地、芸術としてのドレスメーキング、パリのクチュール・ハウスの雰囲気も紹介されています。

本の構成は年代順

本文の構成は年代順で、1800年代後半から10年おきに章が構成されています。

例えば、最初の章は「1800年代後半 生地とドレスメーキング」となっています。

余談ですが、この章にはオートクチュールの起源と、各ブランドのラベルが作られたことも書かれていてとても興味深いです。

もちろん、該当の時代のオートクチュールの作品も、カラーで複数枚、掲載されています。

生地の種類やクチュリエの名前も写真の下部にかかれていますので参考になりますよ。

刺繍等はわかりやすくアップで撮影されたものもあります。

クチュール・ハウスでの歴史を感じさせる写真も面白い

クチュリエの作品だけではなく、100年以上も前のクチュール・ハウスでお針子さんが作業していたり、採寸している写真や、ショーウインドウにドレスを着せたマネキンを置いた写真もあります。

これらの写真は小さいですけれど、作品の細やかなディテールが伝わってきます。

表紙はシルク・ツイルのイブニング・ガウン

表紙の金属糸とビーズ、クリスタルの刺繍が施された、ローズのコサージュが印象的なドレスは、1925年のJeromeのイブニング・イブニングガウンです。

全体の写真は1920年代の章に掲載されていますので、どうぞお見逃しなく!

オートクチュール全盛期のクチュリエの作品を紹介したこの本にはもちろん、Jean Lanvin、Madeleine Vionnet、Chanel、Christian Dior、Balenciagaなどの名だたるクチュリエの作品もあります。

オートクチュール作品の美しさに、ふとため息が出てしまう、そんな素敵な本です。

Paris Haute Couture

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